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快適な視生活を求めてみたいんだ
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眼業界から離れて約8年。今は異業種。
現役時は大手眼鏡店で約2000件、眼科で約3000件の
眼鏡処方を。
ジブンの復習も兼ねて書いていきます。
「それはこうすべきだ」的な意見、お願いします。
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不同視とは両眼の屈折異常値の異なる眼のことをいい、

一般的に苦痛を感じずに装用していられる2D以上の差を持つ眼をそう呼ぶことが多い。

眼鏡を処方にあたっては、眼精疲労、両眼視機能の低下をもたらすので特に慎重な姿勢が求められる。

眼鏡処方にあたっては、

1.左右の視力差

2.不等像(両眼で網膜上に映る像の大きさが異なる)

3.左右のプリズム差

4.調節機能

がある。

このように不同視眼の処方は様々な角度から分析しなければなりませんし、

またお客(患者)さまに特別視するのもタブーです。(当然ですが)

フレーム選びも天地の狭いものにするとか、レンズも非球面の方が眼の大きさに差がが少ないのかなど、

選定も慎重さをもって臨みたいです。

このチャプターを読んでくださった、検眼に携わっている方からのご意見、是非お願いいたします。

1.左右の視力差

未矯正の不同視眼や屈折が強い眼を低矯正に処方した場合に視力に左右差を生じる。

①乳幼児の場合

屈折の少ない眼の矯正視力が1.0ないし1.2に対して屈折強度眼の眼が0.5~0.6あればなんらかの両眼視が成立されると言われる。(成人であれば03以上が目安。)

*不同視性弱視治療過程

1 完全矯正眼鏡の常用

2 眼鏡装用後、1カ月程度、視力向上が見られなければ、アイパッチによる健眼遮蔽。以後、1カ月位毎に視力測定。

3 視力が1.0に達したら、一度、遮蔽終了。次回に視力低下すれば上記の1、2を再開。

②小児の場合

小児の遠視性不同視でかなりにの左右差があっても装用している場合は、屈折強度眼が抑制している場合があるので要注意。

2.不等像視

理論的には屈折異常が軸性の場合は眼鏡。屈折性はコンタクトであれば不等像の発生が少ないとされる。

*軸性か屈折性かチェック

①屈折異常の量 6D以上は90%が軸性

②眼軸長 正視眼は24mmが基準

③眼底の変化 豹文状であれば軸性と考えれられる

④角膜屈折力 平均屈折力 43D (前面 48.80D  後面 50.00D)

*2 不等像のレベルと症状

・1~2%  生理的、神経的障害が発生

・2~3%  両眼視上に障害が現れはじめる

・3~5%  抑制が発生して両眼視が困難

不等像は通常、コの字テストで確認

3 プリズム作用

不同視眼に於いて特に気をつけるのは光学的斜位、特に視線の上下への移動が近方視時に筋性眼精疲労を引き起こすことが多い。

例)


R=S-3.25D

L= S-1.75D  C -1.50D A180

一見、左右差が1.50Dであるが  縦方向の差は度数差が無い。



R= S -3.25D

L= S-1.75D C -1.50D A90

横の差はゼロであるが縦の差は1.50D。

①の眼鏡でレンズの光学中心より5mm下方視した場合はプリズムは発生しないが、

②では0.75プリズム発生。

人間の眼は水平の眼位のズレよりも垂直の視線のズレに対する適応力が乏しい。

ゆえに、左右の垂直経線での矯正度数の差を前回眼鏡の差よりも1D以上は増やさないのが望ましい。

4.調節機能

不同視眼の於いては、調節力に左右差が生ずるかどうかは様々な節が。

これまで眼鏡を使っていなかったり、あるいは強度眼をかなり低矯正にしたいた場合(特に遠視)に差を生ずるという意見があるようです。

*左右に調節力の差があった場合の処方

①近用単焦点の場合

a.遠方全矯正検査

b.近方全矯正検査

c.作業距離に応じて加入を決める

d.違和感があれば、強度眼の度を弱める → 左右眼の明視域の差に注意

②累進多焦点の場合

a.遠方全矯正検査

b.遠方の度を決める

c.屈折弱度眼の加入を決める

d.屈折強度眼にcの加入を

→もし左右の加入が違った場合は累進帯の左右の長さに差が出ないように配慮。

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